キャットフードのいろは

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キャットフードはどれぐらいの温度であげるのがいいのか

キャットフードは人肌ほどの温度であげると食いつきがよくなります。 キャットフードを温めると香りが立ちますので、いつものフードであっても、食いつきがよくなります。

猫は味覚はあまりよくありませんので、フードの判断は嗅覚で行っています。 子猫に与えるミルクは母乳と同じように38~40度くらいであげますが、熱すぎては飲めませんし、冷たくては下痢をする恐れもあります。 母乳と同じ温度であれば、飲みやすく、身体にもいいものです。

子猫の離乳食や病猫や老猫にドライフードをふやかして与える場合も同じように人肌程度に温めて与えます。 食いつきがよく、体温と同じ程度の温度にすることにより、身体に負担がなく、優しいフードになります。

ウェットフードを与える場合も温めると効果的です。 とくに、冬場など気温の低いときは、身体も冷え食欲が落ちることもありますので、温めると嗅覚を刺激し、食欲増進にもなります。

ドライフードをそのまま温める場合は、耐熱皿に入れてラップをし、電子レンジで短時間温め、温度を確認しながらトレイに入れてあげるだけです。

ドライフードをふやかす場合は、40度前後のお湯を注ぎ、ふやけるのを待ちます。 5~10分程度で柔らかくなり、香りもたちます。 温度も人肌程度に下がり、おいしくなります。

ウェットフードを温める場合は、180g程度の缶詰であれば、杯1~2杯程度のポットのお湯を加えて混ぜると、水分量はやや多めになりますが、適温で食べやすくなります。

また、耐熱皿などに移し、ラップをかけて、電子レンジで温めると、水分量はそのままで香りが立ち、食いつきがよくなります。

缶詰やパウチなどのフードをそのまま温めるには、湯煎という方法もありますので、やりやすい方法を選ぶといいでしょう。

人も、暑い夏でも温かい食べ物のほうが身体にいいといいます。 猫にとっても温かいキャットフードが体にも優しく、健康にもよく、おいしいものです。 家庭に合った方法でおいしくキャットフードを食べさせてあげましょう。

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