キャットフードのいろは

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キャットフードの与え方の基本

キャットフードの与え方の基本は、年齢や体重、健康状態に応じたキャットフードの適正な量を分割して、新鮮な水と一緒に与えることです。 ドライフードを与える場合はもちろんですが、ウェットフードを与える場合も新鮮な水は欠かせないものです。

ミルクを与える哺乳期は約2~4時間おきに、離乳食を与える哺乳期は1日3~4回、約1か月半を過ぎてドライフードを食べられるようになったら1日3~4回、4~5か月を過ぎると1日2~3回程度に回数を徐々に減らしていきます。

この成長期では、まだ消化器官は未発達で、一度にたくさん食べることはできませんが、成猫の2~4倍のエネルギーを必要とする時期です。少量でもカロリーの高いフードを選ぶ必要があります。

1歳ほどになると成猫となり、成長期の子猫のように多くのエネルギーは必要ありません。 体重の増加が鈍くなったら、成猫に近づいているということですから、成猫用のフードに切り替えます。

タイミングが遅れて、いつまでも子猫用の高カロリーのフードを与えていると、肥満になり、関節や内臓にも負担になり、いろいろな病気の原因となりますので、注意が必要です。

1日1~2回といいますが、3~4回に分割する方が、血糖値の急激な上昇も抑えることができますので、成猫に多い尿路結石や腎臓疾患の予防にもなります。

高齢期になると活動量も落ちてきます。食事の量も少しずつ落ちてきます。 食事が元気の元ですから、少量でも充分な栄養とカロリーの摂れるフードに変える方がいいでしょう。

また、歯も悪くなってきますので、堅いものを食べるのが難しい場合は、ウェットフードを与えるようにします。一度にたくさん食べることもできなくなりますので、食事の回数も3~5回程度に増やします。

全年齢に共通のことですが、キャットフードを与える際には、20~30分でトレイを下げて、食事のメリハリをつけることも大切です。

空腹の時間を作ることは、尿酸値や血糖値の上昇の抑制になりますので、病気の予防にもなり、食欲を促進することにもなります。

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